人生生き抜くのは難しい!『宇宙戦艦ヤマト2』

迷走ぶろぐ城外港・波動ドック
🏯今日の『ヲタの迷走ぶろぐ城・波動ドック』のアニメ視聴録は、1978年にTV放送されたSFアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』の当時のTV放送初見視聴や、および配信先動画視聴からの感想、考察などを投稿しています。

👆地球防衛軍の旗艦・アンドロメダ
 懐かし度 ⚓⚓⚓⚓
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【宇宙戦艦ヤマト2:どんなアニメ作品?】
  • 作品タイトル名:『宇宙戦艦ヤマト2』(うちゅうせんかんヤマト2)
  • 放送期間:1978年10月14日から1979年4月7日まで、日本テレビ系で放送されたアカデミー製作、讀賣テレビ放送制作のテレビSFアニメ作品です。通称「2」「ヤマト2」と呼ばれたりされています。
  • 作品監督など:テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの第2作にあたり、松本零士先生が本作の監督を務めています。
内容:宇宙戦艦ヤマトが、地球人類絶滅の危機から救い、地球へ帰還。復興目まぐるしい西暦2201年の宇宙が、謎の白色彗星の脅威にさらされます。そして、再びヤマトが旅立ちます…

全26話。
【宇宙戦艦ヤマト2:あらすじ】
宇宙戦艦ヤマトが、イスカンダルからの放射能除去装置を受け取り、地球へ帰還。復興めざましい西暦2201年の地球。滅亡の危機を逃れた人類が復興を進む中、新たな脅威が迫ります。太陽系に謎の白色彗星が接近していたのです。白色彗星の到来を警告する謎のメッセージを受信した古代は、かつてのヤマトクルーたちを召集。メッセージの発進源へ向けヤマトを発進させます…
【宇宙戦艦ヤマト2:全エピソード】
〔エピソードリスト・全26話〕
  • 第1話 2201年 ヤマト帰還せよ!
  • 第2話 彗星出現・ヤマトを改造せよ!
  • 第3話 地球の危機に起て ヤマト!
  • 第4話 未知への発進!
  • 第5話 主砲全開!目標ヤマト!!
  • 第6話 激戦!空間騎兵隊
  • 第7話 逆襲!姿なき潜宙艦
  • 第8話 宇宙気流!脱出不可能
  • 第9話 突撃!ヤマトを爆沈せよ
  • 第10話 危機突破!吠えろ波動砲
  • 第11話 復讐の鬼・デスラー総統
  • 第12話 ヤマト空洞惑星に死す!?
  • 第13話 猛攻!テレザート上陸作戦
  • 第14話 反撃!テレサを発見せよ
  • 第15話 テレサ・愛のはじまり
  • 第16話 テレサ・愛と別れ
  • 第17話 テレザート・宇宙に散る!
  • 第18話 決戦・全艦戦闘開始!
  • 第19話 ヤマト・激突ワープ!!
  • 第20話 ヤマト・奇襲に賭けろ!
  • 第21話 壮烈・土方艦長の死!
  • 第22話 ヤマト・徹底抗戦せよ!
  • 第23話 宿命の対決!
  • 第24話 死闘 二人の勇士!
  • 第25話 ヤマト 都市帝国攻略作戦
  • 第26話 ヤマトよ永遠に
👆『ヤマト』の出航シーンより
当時、劇場アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙戦艦ヤマト2』でもヤマトが海中から浮上、発進シーンは、大変人気がありました。当時、劇場アニメ版でもこのヤマトの発進シーンを館内で映写中に撮影する人まで多くいましたね。(*゚Q゚*)
この頃から、新作がでるたび、「今度はヤマトはどこから出航するか?」というインタビューが多くなっていった感があります。

【宇宙戦艦ヤマト2:主なキャスト】
〔声の出演〕
  • 古代進:富山敬
  • 森雪:麻上洋子
  • 島大介:仲村秀生
  • デスラー:伊武雅之
  • ズォーダー大帝:小林修
  • サーベラー:小原乃梨子
  • テレサ:岡本茉利
  • 土方竜:木村幌
  • 佐渡酒造:永井一郎
  • 真田志郎:青野武
  • 斉藤始:ささきいさお
  • アナライザー:緒方賢一
  • ゲーニッツ参謀:村越伊知郎
  • ラーゼラー:曽我部和行
宇宙戦艦ヤマト2 発進シーン

宇宙戦艦ヤマト2のぶちゃんのメローな懐想・考察など
1978年8月5日『さらば宇宙戦艦ヤマト ー愛の戦士たち』が公開。そして同年、1978年10月14日から1979年4月7日テレビアニメ宇宙戦艦ヤマト2がTV放送がされていました。ヤマトファンの方、あるいは同世代の方であれば、ご記憶の方も多いと思います。
 ところが、この大ヒットした劇場アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト ー愛の戦士たち』(通称:さらヤマ)と本作『宇宙戦艦ヤマト2』では、さらヤマとは違ったストーリー展開と結末に当時、さらヤマで受けた感動が冷めるわ!!など賛否両論あったりしたことをご記憶のかたも多いのではないかと思います。でもヤマトのTVシリーズで一番視聴率が高かったのが、本作『宇宙戦艦ヤマト2』です
平均視聴率は22.9パーセント[※1][※2]、最高視聴率は第26話で26.7パーセント[※1](ビデオリサーチ調査)
でも、個人的に考察すると、当時この「さらヤマ」「ヤマト2」の結末の違いは、西崎プロデューサーのビジネス至上主義と子供の頃に戦争の悲惨さをみてきた松本零士先生の一作家としての思いがぶつかったものだと思っています。当時、松本零士先生は、各アニメ誌やTVメディアなどで『「さらヤマ」のラストにあるような特攻を美化するような風潮が絶対あってはいけない!!」と何度もアニメ各詩、メディアなどで力説していたことを今でも覚えています。松本先生も相当悔しかったのでしょう。そのため本作「ヤマト2」では、「さらヤマ」とは違うヤマトのドラマ展開に仕上げていったのだと思います。(参考)
 劇場アニメの尺とドラマ仕立ての違いはありますが、本作では宇宙戦艦ヤマトがアニメ作品の中に人間ドラマの要素を盛り込んできた大金字塔作品としてのイズムを、さらに人間臭い人間ドラマに展開させていると思います。本作には人生においてどんなことがあっても生き抜く姿勢が大切であることその中で自分を大切にしながら生きることの難しさが描写されています。これはまさに松本零士先生の強い信条の表れだと感じます。本作品の象徴としてのテレサと航海長島大介への愛、デスラー総統の仇敵ヤマトへの怨嫉と、それゆえの苦しみと同じ生き抜くものへの愛のはじまり、かなりの多くの見どころがあります。
 今回改めて視聴してみましたが、若い頃に見た時と違って今の情報過多や価値観の多様化の時代。ヤマトクルーの再集結やその戦いの中での生き様は必見!見どころが多いのがこの『宇宙戦艦ヤマト2』だと思っています。ヤマト1作めでは、人類絶望にたたされ、未来を勝ち取るために旅立ったヤマト。シンプルなストーリー構図とは違い、本作では復興途上にある地球の文明や人類の姿が、一度脅威の的にさらされると露見してくるエゴイズム。個人的には懐かしいアニメドラマ作として「ヤマト1」より本作「ヤマト2」をおすすめします。
 ラストでのテレサの言葉は、今も覚えています。
 勝って帰るより負けて帰ることのほうが勇気がいるのです・・・
人間は、ひとりではない…
 誰かはつながる人が
 そばにいる…
 それが愛なのだ…
 だが、ひとは
 時につながりかたを見失う…
 愛がない
 これ以上の不幸はない…
最終話、テロップより
👆本作の象徴的キャラクター。テレザート星のテレサ。劇場版『さらヤマ』では、手の届かない存在として描かれていたが、本作では、島大介との絡みなど身近な雰囲気のキャラクターとして描かれています。しかし、彼女の能力は恐るべき能力を秘めていて当初は、彼女自身その能力に気づいていませんでした。そのための止むことのない苦しみを背負っています。
 お勧め度👍👍👍👍👉
個人的な主観ですが、お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを
👍1個2点✖5個で満点ですよ~
👉は1点
 参考:「西﨑義展 私自身の“新たなる旅立ち”として…… “さらば”から“永遠に”の軌跡」『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち DELUXE MOOK』株式会社オフィス・アカデミー、1980年5月13日、164頁。
[※1]伊藤秀明、原口正宏、早川優『宇宙戦艦ヤマト2 DVDメモリアルボックス 保完ファイル』バンダイビジュアルより
[※2]第二章 伝説の拡散 宇宙戦艦ヤマト2」M.TAKEHARA、Agila、M.D『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト ロマン宇宙戦記 40年の軌跡』竹書房、2014年12月11日、072頁。ISBN 978-4801900752。

【本日のおすすめ作品『宇宙戦艦ヤマト2』は、Amazon Prime Video で視聴しました】
宇宙戦艦ヤマト2(1978年、全26話)
配信サイト
  • 配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【宇宙戦艦ヤマト2:製作スタッフ】
  • 企画・製作:西崎義展
  • 原案:西崎義展、松本零士、舛田利雄
  • 監督:松本零士
  • アニメーションディレクター:石黒昇
  • 総作画監督:小泉謙三
  • 美術監督:勝又激
  • 設定協力:板橋克己
  • 共同デザイン:スタジオぬえ
  • 撮影監督:細野正
  • 音響監督:佐藤敏夫
  • 音楽:宮川泰
  • 演出助手:広川和之
  • 担当プロデューサー – 福尾元夫
  • 制作担当 – 山田哲久、本田保則
  • 制作 – よみうりテレビ、アカデミー製作

【宇宙戦艦ヤマト2:主題歌】
オープニングテーマ

宇宙戦艦ヤマト
作詞 – 阿久悠 / 作曲 – 宮川泰 / 唄 – ささきいさお、ミュージカル・アカデミー
エンディングテーマ

テレサよ永遠とわに
作詞 – 阿久悠 / 作曲 – 宮川泰 / 唄 – ささきいさお、フィーリング・フリー
「テレサよ永遠に」はもともと『さらば』の挿入歌として収録されたが未使用に終わり、改めて本作のエンディングとして起用された。

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