🏯今日の「迷走ぶろぐ城・天空コロニー」のアニメ鑑賞録は、1981年にTV劇場公開された映画『機動戦士ガンダム』の当時の劇場鑑賞、および配信先動画視聴からの感想、考察などを投稿しています。

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『劇場版 機動戦士ガンダム』どんな作品?
- 作品タイトル:劇場版『機動戦士ガンダム』
- 作品監督など:富野喜幸、藤原良二。1979年に放送されたテレビ版第1話から第14話前半までを再編集した劇場版第1作映画。
- 公開日:1981年3月14日に公開された。配給収入は9億3700万円。
内容:偶然から戦うことになった少年…「ガンダム」を世間に大きく知らしめた劇場版第1弾!
『劇場版 機動戦士ガンダム』:あらすじ
地球連邦軍とジオン軍の戦闘の中、偶然、ガンダムに搭乗することになったアムロは、ホワイトベースの乗組員として地球へ向かうことに。ジオン公国軍の精鋭シャアの追撃をかわし、かろうじて地球にたどり着いたものの、そこはジオン軍の占領する地域だった…。
『劇場版 機動戦士ガンダム』:キャスト
〔声の出演〕
- アムロ・レイ:古谷徹
- ブライト・ノア:鈴置洋孝
- リュウ・ホセイ:飯塚昭三
- カイ・シデン:古川登志夫
- ハヤト・コバヤシ:鈴木清信
- ミライ・ヤシマ:白石冬美
- セイラ・マス:井上瑤
- フラウ・ボゥ:鵜飼るみ子
- シャア・アズナブル:池田秀一
- ガルマ・ザビ:森功至
- デギン・ザビ:藤本譲
- キシリア・ザビ:小山茉美
- ギレン・ザビ:田中崇
- ドズル・ザビ:長堀芳夫
- ランバ・ラル:広瀬正志
- クラウレ・ハモン:中谷ゆみ
- テム・レイ:清川元夢
- マチルダ・アジャン:戸田恵子
- パオロ艦長:政宗一成
- ワッケイン:曽我部和行
- リード中尉:石森達幸
- マーカー:塩屋翼
- オスカ:島田敏
- オムル:塩沢兼人
- イセリナ・エッシェンバッハ:上田みゆき
- エッシェンバッハ侯:緑川稔
- ガデム:水鳥鉄夫
- デニム:緒方賢一
- ジーン:岩本紀昭
- ハンブル:田中康郎
- ロス:寺田誠
- スレンダー:鈴木誠一
- 側近:滝雅也
- クラウン:戸谷公次
- ジェイキュー:二又一成
- ゲビル:佐藤政治
- クランプ:龍田直樹
- メカマン:金沢寿一
- カンプ:沢木郁也
- ゴロ:もりしげき
- おばさん:片岡富枝
- フラウの母:加川三起
- ハヤトの母:鈴木れい子
- ペロ:門谷美佐
- ハロ:高木早苗
- カマリア:倍賞千恵子
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『劇場版 機動戦士ガンダム』:otamaroのメローな感想・考察など
本作『劇場版 機動戦士ガンダム』の舞台は、「ヤマト」「999」といったSFアニメにみられた遥か宇宙の彼方の話ではなく、どちらかと言えば、地球から遠くない人類の勢力圏を舞台としていることは、TVアニメ版とはかわりません。
1979年にTVシリーズが登場し、今までのアニメ作と変わった作風に徐々に人気が出てきて、映画化の話が持ち上がったおり、冨野監督は、ガンダムの映画化の依頼に対し、単なる再編集のダイジェスト版にはしたくないため、43話を2時間半の1本の映画にまとめるのは不可能であること、何本かにならざるを得ないことを松竹に了承してもらった上でこの話を受けたと語った(※1)
ということで、1stガンダムTV版は、映画化にあたり3部作へと構成編集されました。本作劇場版「機動戦士ガンダム」はその第一部にあたります。TVアニメ版「機動戦士ガンダム」(初代)の1話〜14話くらいまでをベースにした総集編として仕上げています。1つのスペースコロニーが「ジオン」を名乗り地球連邦からの独立を宣言。そこから地球連邦軍とジオン軍の戦争になった世界の話し。
戦争に巻き込まれ、戦場に駆り出される少年たちの苦難と戦いの旅が、淡々と描かれていると思います。淡々というのもこれは個人的な主観からによる表現ですが、TVアニメ本編から圧縮、整理され、シンプルで分かりやすい構成になっている所以ではないかと思います。
ガンダムの作品の中には新人類としての「ニュータイプ」の概念が登場してきます。宇宙に住む時代にもなると、その環境に順応した新しい人類が誕生の可能性があるとして、そこで生まれる高次な人間ドラマを描かれました。若い頃、『ニュータイプ』論で友人達と色々話題になりました。このニュータイプには2部・3部での描写が目立ってきます。
近頃、(筑摩書房刊)から出ている富野由悠季論・藤津亮太著を読むことが多いのですが、これを読んでいて個人的な考察にはなりますが、ガンダムをはじめ冨野監督の作品には哲学のエッセンスが入っているのかと感じました。
哲学というと難しく考えがちですが、大学時代哲学の単位を取るときに学んだことだけど、簡単に言えば、哲学を一言で言うと、「考えることについて考える」学問かな。まあ、みんな誰もが持っている「考える力」を使って、人生とか世界についての理解を深めていく、ほんとはとてもワクワクする学問なのだろう。
このガンダムの作品には、ちょっとしたセリフや登場人物の行動に今の我々の日常と変わらないリアリティーがあり、観ている私たちの中へそんなちょっとした隙間に刺さってくるものがあると思います。ブライトからの出撃命令を拒否して殴られるアムロ・レイ。彼の名台詞「親父にもぶたれたことないのに!」もその一つ。映画によくあるようなテーマ性とかメッセージとか上段から振りかぶってくるような感じではなく、自分でいろいろ感じる、考えるという雰囲気が滲んでいると思います。
はっきり言って、「アムロはヲタクである。」そのヲタクが、戦場の中で生き抜いていくしかなくなっちゃったのよね。「何で?どーしたらいいの!?」
よろしければ、次回もお楽しみに。拙いぶろぐですが閲覧いただきありがとうございます。
<(_ _)>

G 私の迷走コレクション 〔ガンプラ・Sunset in the countryside landscape of the Icelandic highlands・作成者 Gesturをベースにイメージ撮影〕(通常ライセンス)
▶ガンプラ:HGUC 191 機動戦士ガンダム RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル
参考図書:富野由悠季論・藤津亮太著(筑摩書房刊)
(※1)『ケイブンシャの大百科81 映画版 機動戦士ガンダム大百科』勁文社、1981年5月、162-165頁。
本日のおすすめ「劇場版 機動戦士ガンダム」:配信先
◆『劇場版 機動戦士ガンダム』(1981年、日本サンライズ、139分)
★配信サイト
★アニメ・エンタメ見放題!14日間無料!【DMMプレミアム(DMM TV)】 見放題
★J・COM STREAM レンタル
★アニメ観るなら<U-NEXT>見放題
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【劇場版 機動戦士ガンダム:製作スタッフ】
- 製作:日本サンライズ
- 配給:松竹株式会社
- 製作:岸本吉功
- 企画:山浦栄二、伊藤昌典
- 原作:矢立肇、富野喜幸
- 総監督:富野喜幸
- 脚本:星山博之、荒木芳久、山本優、松崎健一
- キャラクターデザイン:安彦良和
- メカニカルデザイン: 大河原邦男
- アニメーションディレクター:安彦良和
- 音楽:渡辺岳夫、松山祐士
- 美術監督、アートディレクター:中村光毅
- 音響監督:松浦典良
- 監督:藤原良二
- 演出協力:貞光紳也、小鹿英吉、横山裕一郎
- 製作協力:名古屋テレビ、創通エージェンシー
- 協力: 講談社
- プロデューサー:渋江靖夫、岩崎正美
『劇場版 機動戦士ガンダム』主題歌
オープニング
[1981] 砂の十字架~松竹映画「機動戦士ガンダム」主題歌 by やしきたかじん (Takajin Yashiki) [Full Single]


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