🏯今日の「迷走ぶろぐ城外港・遥かなる外港」のアニメ鑑賞録は、1972年に放送されたTVアニメ『海のトリトン』の当時のTV[放映や配信先視聴からの感想、考察などを投稿しています。
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【海のトリトン:どんなアニメ作品?】
- 作品タイトル:『海のトリトン』(うみのトリトン)
- 放送期間・放送局など:1972年4月1日から同年9月30日まで、朝日放送を制作局として、TBS系列で毎週土曜日19時00分から19時30分に全27話が放送されました。
- 原作について:手塚治虫の1969年9月1日から1971年12月31日まで連載された新聞漫画『青いトリトン』が原作。テレビアニメが放送終了した1972年末に初めて単行本化。その時に原作も『海のトリトン』と改題されました。
【海のトリトン:あらすじ】
13年前、一平爺さんに拾われ育てられたトリトン。13歳になったある日、彼の前に白いイルカのルカーが現れ、トリトンが5000年前、存在したアトランティスに暮らしていたトリトン族の末裔であることを告げられます。海の平和を守るため、トリトンは大海へ旅に出ます…。

👆トリトンの持つオリハルコンの短剣
主人公トリトンが持つ短剣であり、ラストで明かされるが、敵対するポセイドン族の巨大な神像がオリハルコンでできています。オリハルコンの短剣は、短剣とはいえ、超高熱を発する力を持ち、時にはその超高熱で敵を一掃します。短剣はマイナス、神像はプラスの相反するエネルギーを持っています。
【海のトリトン:主なキャスト】
- トリトン:塩屋翼
- ピピ:広川あけみ
- ルカー:北浜晴子
- 一平:八奈見乗児
- フィン:杉山佳寿子
- ポセイドン:渡辺毅
- ドリテア:沢田敏子
- メドン:塩見龍助
- プロテウス:滝口順平
- マーカス:矢田耕司
- ヘプタボーダ:中西妙子
- ミノータス:柴田秀勝
海のトリトン
★『海のトリトン』otamaroのメローな懐想・考察記
最近のアニメ作では「海洋もの」といわれるジャンル作品は、少なくなりましたが、昭和からの長いアニメ史の中でも海洋ものと呼ばれる代表作が本作です。昭和生まれの方なら、ご覧になられた方は多いと思います。しかもファンカルチャーという面でも大きな存在の作品です。放映後も『トリトン』のことを語り継ぎたいという動きがあり、ファンクラブが結成された極初期の作品となったのです。放送後、しばらくたったあとにファンの集いも開かれたといわれています(※1)初見時の当時、私のクラスメートの中でも本作『海のトリトン』、女の子のファンが大変多かったことを記憶してます。近くでファンクラブがあれば入会したがっている子が多くいましたね。
本記事では特にテレビアニメ作品に焦点をあてて記しています。本作品のプロデューサーが『宇宙戦艦ヤマト』の西崎義展さん、そして監督が『機動戦士ガンダム』でおなじみの富野喜幸さんです。またアニメ作品に興味がなくとも、甲子園球場で開幕する全国高校野球で応援歌として演奏され続けているという音楽性のある作品です。
また本作の監督を務めた冨野監督は、「作り手も好きなものを勝手に創ればよいというものでもなく、作り手の最低限の思いを入れると人の心を掴めるんだ」と監督の演出法が正しかったこと、「アニメだからこそ実は一番大事な年代に自分の作品を観るための時間を割いてもらえるんだと」とこのエピソードが残されています。(東京アニメーションアワードフェスティバル2021・功労者表彰時にて)(※1)
私の幼い頃からの記憶でも、テレビアニメ作品でドラマ性があり、しかもそのドラマの中に視聴者を考えさせる要素を含んでいる点からみて、個人的には本作テレビアニメ『海のトリトン』は、日本のアニメが発展してゆくパイオニア的存在の価値ある作品と思っています。
原作とテレビアニメ作ではあまりにそのラストが違うため、原作のラストを簡単に記しています。原作では、不死身のポセイドンを宇宙へ追放させるため、トリトンはポセイドンと共に宇宙へ去ってしまいます。その後、ピピ子との間に生まれた7つ子から息子のブルーがトリトンの後を継ぎ、甲ら島となったガノモスに帰るシーンでラストとなります。

(※1)冨野由悠季論より・著者藤津亮太(2025年3月20日初版)より引用
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👉は1点
個人的な好みや主観もありますけどご参考までに
【本日のおすすめ作品「海のトリトン」と配信先】
◆『海のトリトン』(1972年、全27話、見放題)
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【海のトリトン:製作スタッフ】
- 原作:手塚治虫
- 制作担当プロデューサー:黒川慶二郎
- プロデューサー:西崎義展
- 監督:富野喜幸
- 演出助手:川田武範、山吉康夫、清水マサル、井出康道、田村善行
- キャラクターデザイン・作画監督:羽根章悦
- 作画:米川功真、落合正宗、石黒育、古沢日出男 ほか
- 美術監督:伊藤主計、牧野光成
- 編集:辻井正則
- 音響監督:浦上靖夫
- 音楽:鈴木宏昌
- 効果:森賢一(イシダサウンド)
- 現像:東洋現像所
- 録音:アオイスタジオ
- 制作協力:朝日フィルム
- 制作:朝日放送、アニメーション・スタッフルーム
- 放送局:TBS系列
- 放送期間:1972年4月1日~9月30日
- 話数:全27話
★【作品の概要】、【製作スタッフ】の項目は、U-NEXT作品情報・などから引用してます。
【海のトリトン】GO! GO! トリトン 【叩いてみた】drum cover/ドラムカバー
- タイトル: 「GO!GO! トリトン」
- アーティスト: ヒデ・夕木
- 作詞: 林春生
- 作曲: 鈴木宏昌
この曲は、アニメ「海のトリトン」のオープニングテーマとして使用されました。歌詞の中では、水平線の終わりに虹の橋が描かれ、物語の幻想的な世界観を表現して現在でも人気のあるアニソンの1曲。素晴らしいドラムに大拍手🥁



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