【追悼🥎燃える男!長嶋茂雄。巨人の星。スーパーファイトの章】

ぶろぐ城はずれの丘・英雄の丘
🔶あのスーパースター、長嶋茂雄さんが亡くなられたとの訃報が…。
ミスタープロ野球、
ミスタージャイアンツ、
燃える男、
その華麗なるフィールディングで
私達を魅了し続けた、
野生の感で、唸るバット・・・ 
感謝の思いで静かにお眠りくださいと
子供の頃、野球をすれば、みんな長嶋さんを見よう見まねで・・・
私たちの間でも凄い人気でした。
バッターボックスに入っての独特のあのオーラ・・・
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長嶋茂雄さんの若かりし日は、グランドばかりでなく漫画やアニメなどでも当時、『巨人の星』『侍ジャイアンツ』など漫画やアニメの中でもジャイアンツの実名のスーパースターとして多くのファンを楽しませてくれました。
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長嶋茂雄さん 死去 89歳 「ミスター」 巨人の終身名誉監督

長嶋茂雄さんの訃報のぶちゃんのメローな懐想・考察など
 あの長嶋茂雄さんが亡くなられて、すぐ思い出すのが、長嶋さんがジャイアンツ引退後のあるインタビューで「実際、現役生活では正直もう~苦しくて、苦しくて、つらい思いをしたことの方が多かったですよ」と迷わず笑顔で答えていたその姿が印象的でした。この長嶋さんの姿は私の中では、苦しかった頃、不思議に励みになったものでした。
今日は、『巨人の星』の中から
メモリアルエピソードをご紹介いたします。
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👆大リーグボール2号を投げる星飛雄馬。
右足を高々と上げるダイナミックなフォームに秘密がある。
【巨人の星・大リーグボール2号の章】
原作漫画『巨人の星』、TVシリーズ『巨人の星』は、ストーリーは梶原一騎さんの原作で星飛雄馬の幼少期から、父星一徹から野球一筋の人生の影響を受け、名門読売ジャイアンツに入団し、過酷な野球道の中、大リーグボール3号によって左腕が再起不能になるも野球道を極めるというアニメ作品で、起承転結も明確に、昭和時代を代表するスポ根ものアニメであることは、多くの方がご周知のところ。
個人的には、『巨人の星』はとおしてストーリー展開もわかりやすく、起承転結が明確。ドラマ展開としては、私は転の部分にあたる(大リーグボール2号の章と勝手に呼んでいますが(笑))ドラマ展開が好きです。
星飛雄馬の投手人生にとって、球質の軽さからくる致命的欠点から、魔球大リーグボールを生み出し、プロ野球人生に再生を賭けたが無残にも、父星一徹と一徹が生み出したオズマの見えないスイングで完膚亡きまで叩きのめされる。しかし、星飛雄馬は、大リーグボール2号(消える魔球)を生み出し、花形、左門をはじめ、父星一徹へと、球界に戦いを挑んでいきます。

(大リーグボール2号)
バッターボックス手前で投げたボールが姿を消すという「消える魔球」。一徹の魔送球を応用したものである。魔送球は飛雄馬の入団テストを最後に封印されていたはずだったが、これを改良して復活させた。魔送球の最も進化した形とされ、ボールは消える瞬間に地面スレスレまで移動し再び見える頃に浮き上がってキャッチャーミットに届くという軌道を描くため、ストレートの軌道を描いているバットには当たらないという原作者梶原一騎独自の理論で説明されています。
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★【花形満より先に、消える魔球にバットを当てた男とは!?】
本作の中で、大リーグボール2号(消える魔球)を正々堂々と、あの天才・花形満よりバットに当てていたプロ野球選手を皆さんはご記憶でしようか?このエピソードの流れは、とことん考察して花形、左門、星一徹さえもしらない、本作を観ていた視聴者しかわからないドラマエピソードです(#146、ON魔球への挑戦)。
実は、この男二人こそ、本作巨人の星の魅力を引き出した最大の登場人物であると考察します。そのお二人というのは、あの史上名三塁手と言われたミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんと世界のホームランキング王貞治さんなのです。
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似ているなあ~
飛雄馬は、花形をはじめ、消える魔球の正体暴きとその運命に疲れ果てていたが、ある日、王貞治、長嶋茂雄の二人は、川上監督から、消える魔球と勝負しろ!!の命令を受けます。消える魔球の運命を背負った星の苦しみをわかるからこそ断る二人であったが、『球界を代表するお前たちが、逃げる気か!?』と川上監督からの激しい言葉に『監督がそこまで言われるのなら!!』勝負を受ける。チームメイトとして消える魔球の理論は知り尽くしていた、王と長嶋の二人であった。
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そんな時、姉明子から飛雄馬への手紙が届く。その中には「今の飛雄馬にはせめてもと思い、この言葉を贈ります。」
幸福は、肉体の健康によろしい。だが、精神を発達させるには悲しみであると。その言葉を胸に秘める飛雄馬。
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王貞治との真剣勝負。王はベース上の土を薙ぎ払い、消える魔球の球筋を読む。チーム仲間がはじめて見る大リーグボール2号の正体であった。
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王貞治の初めてのバットスイング策に動揺する飛雄馬。初めて覆面魔球が巨人選手の前に姿を現わしたのだ。
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1球めの球筋は、王に読まれてしまう。2球目は、王はそのバットに消える魔球をバットに当てたが、真後ろへ。タイミングはあっているのだ。運命の3球目、球は森のミットへ飛び込む。飛雄馬の読み勝ちであった。

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そして、次なる打者はミスタージャイアンツ、長嶋茂雄。長嶋はとっさの野生の感で、ベース上にバットを置いたのだ。消える魔球は、長嶋のバットに当たったのだ。愕然とする飛雄馬。そして、長嶋茂雄は運命の2球目、長年プロで鍛えあげられた直感で、飛雄馬の投球と同時に両目を閉じる
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  • その長嶋の直感の構えに愕然とする。飛雄馬は叫ぶ
  • 「ああ、あのボールは消えない!!・・・」長嶋の直感が、飛雄馬の右足の動きを止めたのだ
  • 消える魔球の真の姿が浮かび上がる。失投と勘違いした長嶋は3球目にすべてをかける
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「星!今のお前は、勝負に徹した者の美しい姿だ!!それでこそ、この長嶋、闘志が燃え上がるというもの!野獣といわれた私のカンを心眼にこめて、今こそ!!勝負!!星
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運命の3球目。長嶋のバットが始めて消える魔球を捕える。その入魂の打球と折られたバットが、マウンドの飛雄馬を襲う!!
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飛雄馬は素手で、掴み一塁へ。アウトの宣告に「勝ったんだ!!」
川上監督は言う。「なまじ目を開けるから消える魔球に惑わされる。無念無想の心眼で打つ、原理を知っていたからといって二人は打てたかな?」長嶋は言う。「俺たちは、もてるものを尽くした。その結果がすべて
川上監督は、飛雄馬に問う。「ONに対した時の気持ちを言うてみい!!」
「あえて言えば、白紙・・・」
そうだ星。おまえはまだ打ち込まれてもいない魔球の運命に怯え、いたずらに動揺していただけだ・・・」と。
ONとの勝負は、飛雄馬が消える魔球と運命を共にする覚悟を決める闘いだったのです

【巨人の星・魅力あふれるリアリティー】
当時、長嶋さんはプロ野球界のスター選手であり、私たち子供の夢であり、希望でした。その現実の選手が、この「巨人の星」の作中では、飛雄馬や花形、左門そのほか多くの架空のキャラクターとはいえ、大リーグボールという漫画、アニメならではの世界の中で、野球をとおしてぶつかりあう人間ドラマである。
当時、現実の選手が、星飛雄馬が、魔球大リーグボールが、描写は荒くとも、すぐそばにある現実・リアリティーのように感じるファンが、多かったのではないでしょうか。野球をとおして、人間と人間がぶつかり合う初めてのこのドラマは、いつの時代でも、どんな世代の人が観ても心を震わせる魅力があります。記録よりみんなの記憶に残るスーパースター・長嶋茂雄さん。本作『巨人の星』でみせるミスタージャイアンツの燃える男は、現実の当時の長嶋茂雄さんそのままの姿ですね。

巨人の星 OP [行け行け飛雄馬]

【長嶋茂雄さん追悼をこめて『巨人の星』の配信先】
巨人の星(1968年、全182話)
配信サイト
  • ★アニメ観るなら<U-NEXT>見放題
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