🏯今日の「ヲタの迷走ぶろぐ城下・たつのこ館」の鑑賞録では、1967年にTV放送されたTVアニメ『マッハGoGoGo』の当時の回顧録や配信先動画視聴からの感想・考察などを投稿しています。

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【マッハGoGoGo:どんな作品?】
- 作品タイトル名:『マッハGoGoGo』は、自動車レース(スポーツカーレース)をテーマとテレビアニメ
- 放送開始年など:1967年(昭和42年)にタツノコプロが制作し、フジテレビ系列で放送されました。
- 原作:吉田竜夫さんの『パイロットA(エース)』という漫画作品が原作。アメリカでは『Speed Racer』のタイトルで放送され、人気もありました。主題歌のメロディは日本とほぼ同じで、ピーター・フェルナンデスによる英語の歌詞を乗せていました。
- リメイク・海外実写版について:1997年(平成9年)にリメイク版が制作、テレビ東京系列で放送されました。2006年(平成18年)、アメリカで実写映画化されることが発表され、2008年(平成20年)夏に劇場公開されました。監督はマトリックス三部作を手がけたウォシャウスキー姉妹。邦題は『スピード・レーサー』です。
【マッハGoGoGo:あらすじ】
世界各地で驚異的な走りをみせるマッハ号のドライバーは、三船モータースを営む大介社長の次男・三船剛です。長男の研一は謎の行方不明となっていますが、剛は家族やスタッフ、ガールフレンドに囲まれ、そして謎の覆面レーサーのアドバイスを受けながらレースドライバーとしても成長、活躍していきます。
【マッハGoGoGo:主なキャスト】
三船 剛(みふね ごう): 田中雪弥
本編の主人公であるレーサー。マッハ号で世界のレースに参加し、レーサーとしても成長していきます。その一方で失踪中の実兄・研一の安否を気遣っている。
志村 ミチ(しむら みち):杉田郁子 ➡(第10話より) 野村道子
剛のガールフレンド。レーサーには出場しないが、マッハ号の操縦もできる行動的なガールフレンド。剛のピンチを何度も救います。
三船 大介(みふね だいすけ):大宮悌二
三船モータースの社長。剛、くりおの父。タツノコ大学に在籍していた頃は、レスリング部のキャプテンをしていたためか、腕力がかなりあります。
三船 アヤ(みふね あや): 来宮良子
剛とくりおの母。
三船 くりお(みふね くりお):堀絢子
剛の弟。三平と共にマッハ号などに密航する事が多く、よく事件に巻き込まれます。
三平(さんぺい):大竹宏
三船家で飼われているチンパンジー。くりおの弟分的存在。
サブ:富山敬
三原モータースのメカニックマン。
覆面(ふくめん)レーサー:愛川欽也
【マッハGoGoGo】第1話「飛ばせ!マッハ号(前編)」
タツノコチャンネル
【当時1967年(昭和42年)に国内で人気のあったスポーツ車は?】
ちょっと当時の、人気のあった車の中から2台をググってみました。

▲S800/S800M(AS800E型:ホンダ)
レース向きの豊富なスポーツ・キットが用意されていました。初期のSP310は、斬新な3シーター仕様です。第4回日本GPではフェアレディ2000が1~3位表彰台を独占した時代。88万円という価格で、速い車としての価値を与え、年間販売台数1万台を超えていました。

▲2000GT(トヨタ)
1964年から開発を始め、翌1965年に試作品1号が完成し、10月には第12回東京東京モーターショーに登場、エンジン関連の製作は、ヤマハが手がけ、共同開発という形で作られました。
1966年5月の第3回日本GPでは無給油で第3位入賞。6月の鈴鹿1000kmレースでは二台出場し見事1,2位占めています。
耐久試験場で78時間で1万マイルの走行試験を行い3つの世界新記録と13のクラス別国際新記録を樹立し、高速での走行耐久性も証明されました。市場販売開始3年3ヶ月後の1970年で生産が打ち切られ、生産累計台数はたったの337台。
★『マッハGoGoGo』・otamaroのメローな感想・考察など
- 本作『マッハGoGoGo』の懐想感想の前に、まず主人公三船剛の相棒として走る、マッハ号の主要装備とその性能について若干紹介します。

〔マッハ号(第1作)〕
主人公である三船剛の搭乗するレーシングカー(ナンバープレートも付いていません。にもかかわらず日常で堂々と公道を走行しています)(笑)。
- 基本性能:2シーターで左ハンドル車。
- 設計・製作者:設計、製作は、主人公三船剛の父である三船大介。マッハ号の設計図は実は風防部に赤外線隠しされている。この設計図を手にいれるため襲われることがあります。
- エンジン形態:GOV型エンジン(V型12気筒)。最大トルクは30,000回転まで発生。
- マッハ号の特殊機能:下段参照。外形から作中のマッハ号の性能からすると、フロントエンジンリアドライブ型。特殊機能装備による重量配分から前:後部、50:50の安定したミッドシップスタイルの操舵フィールをもつレース車と推察します。(作中の三船大介によるインプレッションより)
(マッハ号の特殊機能)
★幾つかの特殊機能のほとんどはステアリングパッドにあるボタンで操作されます。特殊機能はその頭文字ごとにAからGのボタンが割り当てられています。車体の独特の塗装パターンはアルファベットのMをモチーフとしています。

Aボタン:オートジャッキ
車体下部から出る4本の特殊ジャッキです。レースにおいては、タイヤ交換の効率をアップさせることが本来の目的。路面を蹴ることによってジャンプすることが可能となります。

▲Bボタン:ベルトタイヤ
タイヤに特殊なベルトが装着され、沼地・雪上・山岳(急斜面など)の走行ができるようになります。

▲Cボタン:カッター
車前面に丸鋸が出てくる。木や藪などを切り倒しながら走行できる。「チョッパー」とも呼ばれます。

▲Dボタン:ディフェンサー
座席上部の防弾仕様のキャノピーが閉じる。硬質プラスチック製。

▲Eボタン:イブニングアイ
赤外線灯。剛がかぶるヘルメットのシールドが暗視ゴーグルになる。

▲Fボタン:フロッガー
ディフェンサーに加えて酸素ボンベより酸素がコクピット内に放出され、水中走行を行なえるようになります。潜望鏡も上部に伸び、バックミラーで映像を確認できます。

▲Gボタン:ギズモ号
ツバメ型の偵察用の通信機能付き小型飛行メカ。マッハ号の車体前部から発射され、遠隔操作が可能です。目標への遠距離攻撃用としても使用可能です。
本作の主人公三船 剛は、レース中あるいはレース以外でも、どんなピンチに陥ってもマッハ号に搭載された7つの特殊機能と圧倒的運転技術で切り抜けます。本作は、海外でも今なお根強いファンを持ち、アメリカで実写映画化されました。
本作は、ご周知のとおり、カーレースアクションアニメの走りとなった、金字塔的な作品です。
なんせ今から57年前の作品なので、現代のアニメファンの視点からいえば、つっこみどこ超満載といえます。とはいえ、当時幼かった私や友達などでも、作中の「マッハ号」は羨望の眼差しでTVにかぶりついていたであろうことは、容易にご想像できると思います。当時では、現実のスポーツカーの存在自体が、雲の上の存在であったのです。
そして本作が現代でも語り草にされるのは、なんといっても主題歌オープニングが超秀逸の出来栄えといえます。特にマッハ号のクラクション音、スネアドラムのソロと主人公三船剛のショットアクション、そしてマッハ号のオートジャッキの効果音などが実に巧みに組み合わされたオープニングに魅かれた方も多かったのではないでしょうか。このオープニングは、おそらくアニメ史の中でも時代を越えて群を抜いた魅力を放っていると感じます。
しかも、作中においても、しかし、当時の自動車界のスタイルからすれば、マッハ号のデザインや性能に関しては「荒唐無稽」なものかもしれませんが、アニメならではのあらゆる演出は、当時のタツノコアニメーター・スタッフ方の真剣かつ苦闘の精神あればこそ誕生したともいえます。古さはいがめないものの、アクション演出のタイミングが大変良いので今現在みてもあまり退屈しないと思います。
子供の頃から大好きなカーレースアクションアニメの作品です。今の時代でも動画配信で視聴できるというのは何ともスゴイことです!!アニメ草創期の頃から、タツノコプロのリアル向上志向は凄まじいです。

ミッチーと剛
ミッチーの個性あるキャラクターデザインに注目。当時、個性的なアイラインを使った作画は、タツノコプロの名を不動のものにしていきました。
お勧め度👍👍👍👍👍
お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~
👉1個は1点ね
個人的な主観ですけどご参考までに
【本日のおすすめ「マッハGoGoGo」:配信先】
★『マッハGoGoGo』(1967年、タツノコプロ、全52話)
★他配信サイト
★Hulu 見放題
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【マッハGoGoGo:製作スタッフ】
- 原作・プロデューサー :吉田竜夫
- 企画:鳥海尽三
- 美術監督:中村光毅
- 色彩設定:向井稔
- 録音ディレクター:本田保則
- 音楽:越部信義(音楽企画センター)
- 効果:森健二、大野義信
- 録音:平野勝ほか
- 総監督:笹川ひろし
- 制作:吉田竜夫、タツノコプロダクション
- 放送期間:1967年4月2日~1968年3月31日 全52話
- 放送局:フジテレビ系列(本放送当時はFNS発足前)
第1回の視聴率は、6.6%とふるいませんでしたが(『週刊朝日』1967年4月21日号、115頁。)、
回を追うごとに視聴率も上がり始め、平均視聴率は13.9%(タツノコプロが所有する資料による)( タツノコ世界遺産 タツノコ作品と視聴率(インターネットアーカイブのキャッシュ))となっています。関西テレビでは、聴覚障害者向けの字幕を入れた上での再放送が行われていたようです。
【マッハGoGoGo:主題歌】
オープニング
マッハGoGoGo OP 4分12秒 フルコーラス・フル動画 タツノコプロ・アニメキャラ祭り Mach GoGoGo Speed Racer 歌:ボーカル・ショップ
「マッハゴー・ゴー・ゴー」
作詞 – 吉田竜夫 補作詞 – 伊藤アキラ /作曲 – 越部信義 / 歌 – ボーカル・ショップ


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