🏯今日の「ヲタの迷走ぶろぐ城-天空・無限軌道」のアニメ視聴録は、1978年のTVアニメ「銀河鉄道999」です。

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『銀河鉄道999』どんな作品?
- 作品タイトル:『銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン、 Galaxy Express 999)『銀河鉄道999』は、 松本零士 作の SF 漫画を原作としたテレビ アニメ 番組、 アニメ映画 をさしています。 略称は「999 (スリーナイン)」。 本記事ではTVアニメ作品を軸に投稿しています。
- 原作漫画について:1977年から1981年にかけて、少年画報社「少年キング」にて、当時、同誌の看板作品として連載されました。ヒットコミックスは、全18巻。第23回(1977年度)小学館漫画賞を受賞した松本零士の代表作となります。
- テレビアニメ作放送期間:原作漫画連載中にフジテレビ系列で1978年9月14日~1981年3月26日に全113話、テレビスペシャル3話が放送されました。翌1982年に総集編も放送されています。
- 製作会社など:東映動画。文化庁推薦作品。テレビアニメ化、劇場アニメ化されて大ヒットしてアニメブームの原点を確実なものとし、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』とともに昭和50年代の松本零士ブームをも巻き起こし、当時のアニメブームとともに松本ブームの頂点となった作品です(※1)。
内容:母との別れ、そしてメーテルとの出会い……。鉄郎とメーテルの果てしない旅が始まる。松本零士の原作の傑作SFアニメ!
※1「’79-’80 アニメ10大ニュース 1 零士ブームの頂点『銀河鉄道999』’79日本の夏を制覇!!」『アニメージュ』1980年2月号より
『銀河鉄道999』:あらすじ
- 西暦2221年(第一話冒頭シーンより)、鉄郎は雪原に倒れていたところを謎の美女メーテルに助けられます。彼女は、鉄郎に銀河鉄道の無期限定期を与え、一緒に旅をすることを約束させる。無限の宇宙の彼方の夢と希望の星を目指して、鉄郎とメーテルの果てしない旅が今はじまったのです…
『銀河鉄道999』:キャスト
〔出演〕
- 星野鉄郎:野沢雅子
- メーテル:池田昌子
- クレア:麻上洋子
- 車掌:肝付兼太
- キャプテン・ハーロック:井上真樹夫
- クイーン・エメラルダス:田島令子
- 機械伯爵:柴田秀勝
- 伯爵の部下A:佐藤正治
- 伯爵の部下B:田中崇
- 大山トチロー:富山敬
- リューズ:小原乃梨子
- シャドー:藤田淑子
- ドクター・パン:納谷悟朗
- 鉄郎の母:坪井章子
- プロメシューム:来宮良子
- アンタレス:久松保夫
【公式】銀河鉄道999 第1話「出発のバラード」 <1970年代アニメ>
『銀河鉄道999』:otamaroのメローな感想・考察など
松本零士先生の世界が好き、先生のSFに関心がありこれから知りたいという方にまずおすすめしたくなるのが本作『銀河鉄道999』です。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』とモーリス・メーテルリンクの『青い鳥』をヒントに執筆が始められた。というだけあって、全体がメルヘン、ノスタルジーあふれる雰囲気が出ていると思います。
前提となるストーリー、旅の目的が1話目に詰まっていて、とてもわかりやすいものになっていると思います。テレビアニメ版あるいは原作漫画では、人間の愚かさであるとか孤独、弱さや、世の中の経済格差や実力社会を背景としたこの世界の不条理を題材にしたエピソードが多く見られます。またその世界観の中には、人間の歴史から得られる教訓を下地にしたと考えられるものが多いです。
加えて全般的にノスタルジアを強く感じさせる構成となっていて、松本先生が漫画家としての成功を目指し、青春の地を旅立っていった頃の思い出がもとになって列車にSLが起用されたのでしょう。メーテルが母親像に投影されたり、旅する宇宙の星々に日本の下町や自然の風景がよく見られる惑星があったりと、SF作品としての「未来」というテーマと対比させるように、劇中にも「懐かしい」という言葉がよく使われています。
また、本作のテーマ曲が演出効果的によく使われていて、本作のナレーションには当時の世代をよくご存じのかたであれば、アニメ「ムーミン」でムーミンパパを演じておられた高木均さんが、本作の旅情的雰囲気を一段と醸し出していると思います。
これは私個人の考察ですが、松本零士先生はこのTVアニメで『銀河鉄道999』を終生のライフワークにしたかったのではないか?と感じます。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」にも携わってきて、原作漫画にはないアニメの持つ表現、アピール力は先生自身が一番よく知っていたことだと思います。
銀河鉄道999ではよく謎が解明されるとか話題にあげられていましたが、先生の中には、実は鉄郎とメーテルの旅にエンドがなく、人間の生き方をテーマ背景にして、星から星へと永遠に続けたかったのではないでしょうか?でもTVアニメで続けるには必ずスポンサーとの折衝とかお金の問題がでてくるので、色々思案したあげくの創作活動ではなかったか?と思います。
ちなみに、エピソード全体のタイトルの999には、大人の1000になる前で未完成の青春の終わりという意味が込められている(※2)。ひょっとして999回までイメージしてた?(*’▽’)

(※2)松本零士『遠く時の輪の接する処』東京書籍、2002年より
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お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~
👉は1点
個人的な好みや主観もありますけどご参考までに
本日のおすすめ「銀河鉄道999」:配信先
◆『銀河鉄道999』(1978年、フジテレビ・東映動画、全113話)
★配信サイト
★J・COM STREAM レンタル
★アニメ観るなら<U-NEXT>見放題
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【銀河鉄道999:製作スタッフ】
- リスト企画:別所孝治、横山賢二、小湊洋市
- 原作:松本零士
- 音楽:青木望
- 指揮:中谷勝昭
- 演奏:コロムビア シンフォニック・オーケストラ
- チーフディレクター:西沢信孝
- 製作担当:佐伯雅久
- 美術設定 → チーフデザイナー:浦田又治
- キャラクター設計:荒木伸吾(初期数話のみ)、湖川滋(31話からクレジット表記が滋から「友謙」に変更)
- 総作画監修:湖川滋(1 – 63話、74 – 88話)、小松原一男(64 – 73話)
- 制作:フジテレビ、東映動画
『銀河鉄道999』主題歌
オープニング
銀河鉄道999【ささきいさお】高音質
エンディング


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